漫画のこと。

漫画についてのいろんなこと。コミック書評、各種作品の読後感想、旬なマンガのお薦め、漫画評論の紹介、さらには論考、随筆(エッセー)、コラムなどなど、書き散らせればいいなぁ。
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『SEX』(1)

アメリカにあこがれていた時代があった、と、書いたけれど、個人的な思い出に限れば、80年代後半は、なんとなくカリフォルニアだった。
授業をさぼって通った喫茶店には、輝く波とサーフボードを屋根にのっけたスカイブルーのピックアップトラックが描かれたイラストがかけられていた。たぶん、この人の作品だったと思う。大瀧詠一のアルバムジャケットもそうだったっけ。
そんな懐かしい風景を、上條淳士の『SEX』を読んで思い出していた。もちろんまったく違うものではあるけれど、どこか“匂い”が似通っているような気がしたのだ。

迷いなく引かれた線、空白をのびやかに取り入れた構図、丁寧に、ときには大胆に、そして極めて効果的に使用されるスクリーントーン。コマの一つ一つが、まさにイラストレーションといってもいいくらいの完成度で読者に迫る。そうか、これが上條淳士だったのか。

というのも、上條淳士といえば『TO-Y』なんだろうけれど、実は(これも)読んでいない。情けない限りではある。ただ、数々の伝説をもって語られる作者の作品を前々から読みたい、とは思っていたので、タイムリーではあった。

今後、毎月発行されるという。しかも全7巻「初の完全単行本化!」である。これは買わずにはいられない。じっくり堪能させていただきます。

『SEX(1)』上條淳士/?ヤングサンデーコミックス(小学館)[Amazon]
author : uriu | 過去録 | comments (0) | trackbacks (0)

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